主権国家体制

 
…「互いの主権を尊重し合う国家同士で構成する国際秩序」。

  cf. ウェストファリア条約締結の時代には、限定されたヨーロッパの国々同士で成立。

  2度の世界大戦や国際連盟→国際連合の成立により、全世界規模に拡大。

   カントの『永遠平和のために(永久平和論)』(1795年、刊行)によれば、「国家間

  で自他の主権が尊重される道徳的理想社会としての国際社会」。カントの人格論(人

  格に人間の尊厳があり、「人格を常に同時に目的として扱い、決して単に手段として

  のみ扱わないこと」。個人間で自他の人格が尊重される道徳的理想社会=「目的の王

  国」)と連動する。